「フィリピン」について英語で話すとき、「あれ、theっていたっけ?」「フィリピン人はFilipino?Philippine?」と迷った経験はありませんか?国名、人、文化など、対象によって単語の形が変わり、意外と間違いやすいポイントが多いのが特徴です。
この記事では、ネイティブが使う自然な英語表現を、具体的なシーン別にわかりやすく解説します。この記事を読めば、もうフィリピンに関する英語表現で迷うことはありません。
この記事でわかること
- ビジネスや公式な場面での使い方
- 日常会話でのカジュアルな使い方
- 国名や人を表すリアルな例文
まずはコレ!「フィリピン」の最も一般的な英語表現
フィリピンについて話すための基本となる3つの単語をまず覚えましょう。それは、国名を表す the Philippines、人を表す Filipino、そして「フィリピンの~」という形容詞の Philippine です。
最も重要なポイントは、国名として言う場合は必ず定冠詞の the をつけて the Philippines と複数形にすることです。これは、フィリピンが7,000以上もの島々から成る「諸島(島々の集まり)」であることに由来しています。「the Philippine Islands」を略した形と覚えると分かりやすいでしょう。
例文1
I’m planning a trip to the Philippines next year.
(来年、フィリピンへの旅行を計画しています。)
例文2
The capital of the Philippines is Manila.
(フィリピンの首都はマニラです。)
例文3
She was born in the Philippines but grew up in the United States.
(彼女はフィリピンで生まれましたが、育ったのはアメリカです。)
【シーン別】ネイティブが使い分ける「フィリピン」の英語表現
出身や国籍について話すときの「Filipino」
自分の出身地や相手の国籍について話す場面では、from the Philippines や Filipino を使います。どちらも「フィリピン出身です」という意味で使えますが、微妙なニュアンスの違いがあります。
I’m from the Philippines. は、地理的な出身地を説明する表現です。一方、I’m Filipino. は、自分の国籍や文化的アイデンティティがフィリピン人であることを示す表現です。
例文1
My colleague is from the Philippines.
(私の同僚はフィリピンの出身です。)
例文2
A: Are you from Thailand?
B: No, I’m Filipino.
(A: タイの出身ですか? B: いいえ、私はフィリピン人です。)
例文3
Many Filipinos live and work abroad.
(多くのフィリピン人が海外で生活し、働いています。)
女性を指して言うときの「Filipina」
「フィリピン人」を指す最も一般的な単語は Filipino ですが、女性であることを特に伝えたい場合は Filipina という単語も使われます。これはスペイン語の影響を受けた表現です。
ただし、性別を問わず使える Filipino が最も一般的で安全な選択肢です。どちらを使うか迷った場合は、Filipino を使っておけば間違いありません。
例文1
The new manager is a Filipina with over 10 years of experience.
(新しいマネージャーは10年以上の経験を持つフィリピン人女性です。)
例文2
My best friend is a Filipina, and she taught me how to cook adobo.
(私の親友はフィリピン人女性で、彼女にアドボの作り方を教えてもらいました。)
例文3
He is married to a Filipina.
(彼はフィリピン人女性と結婚しています。)
文化や料理について話すときの「Filipino」
「フィリピンの文化」や「フィリピン料理」のように、人々やその文化に直接関連することには Filipino を形容詞として使うのが一般的です。
Filipino culture や Filipino food のように使います。Philippine food と言うことも稀にありますが、Filipino food の方が圧倒的に自然で広く使われています。
例文1
I absolutely love Filipino food, especially sinigang.
(私はフィリピン料理が大好きです、特にシニガンが。)
例文2
We learned about Filipino history and traditions in class.
(私たちは授業でフィリピンの歴史と伝統について学びました。)
例文3
Filipino hospitality is famous all over the world.
(フィリピン人のおもてなしは世界中で有名です。)
公式名称で使われる「Philippine」
Philippine は、「フィリピンの〜」という意味の形容詞ですが、主に政府機関や企業、地理的な名称など、より公式で制度的な名前で使われる傾向があります。
Philippine Airlines(フィリピン航空)や the Philippine government(フィリピン政府)、the Philippine Sea(フィリピン海)などがその代表例です。
例文1
The conference will focus on the Philippine economy.
(その会議はフィリピン経済に焦点を当てます。)
例文2
I’m flying with Philippine Airlines to Cebu.
(私はフィリピン航空でセブに行きます。)
例文3
The Philippine embassy is located in that area.
(フィリピン大使館はそのエリアにあります。)
これはNG?「フィリピン」を英語にするときの注意点
フィリピンについて話す際に、よくある間違いがいくつかあります。正しく自然な英語を使うために、以下の点に注意しましょう。
第一に、国名として話すときは the を忘れないことです。「I went to Philippines.」と言うと、ネイティブには少し不自然に聞こえます。必ず「I went to the Philippines」としましょう。
第二に、スペルミスです。国名は Philippines(pが2つ)、人は Filipino(pが1つ)です。書き言葉では特に注意が必要です。
最後に、文化や料理について話す際は、Philippine food よりも Filipino food の方が一般的で自然な響きになります。よりネイティブに近い表現を使いたい場合は Filipino を選ぶのがおすすめです。
一緒に使える!便利な関連フレーズ
- 首都: capital city (Manila)
- 公用語: official languages (Tagalog and English)
- 島国: an island country / an archipelago
- 熱帯気候: tropical climate
- 観光名所: tourist spots / destinations
- おもてなし: hospitality
- 郷土料理: local cuisine
- 美しいビーチ: beautiful beaches
- 通貨: Philippine Peso
- セブ島: Cebu Island
まとめ
今回は、「フィリピン」に関連する英語表現を解説しました。多くの人が混乱しがちなポイントは、以下の3つの基本形の使い分けです。
- 国名:the Philippines (必ずtheと複数形)
- 人・文化・言語:Filipino (最も一般的で万能)
- 「〜の」という形容詞:Philippine (主に公式名称など)
これらの基本的なルールをマスターすれば、ビジネスシーンでも日常会話でも、自信を持ってフィリピンについて話せるようになります。例文を参考に、ぜひ実際に使ってみてください。














